六曜(大安・仏滅・友引)の意味と歴史
最終更新日:2026年05月20日
六曜(ろくよう)は日本のカレンダーに記載される暦注の一つで、「大安・仏滅・友引・先勝・先負・赤口」の6種類があります。冠婚葬祭の日取り選びに古くから使われており、結婚式には「大安」を選び、葬儀には「友引」を避けるといった風習が現代でも根強く残っています。
六曜の歴史と由来
六曜の起源は中国にあります。もともとは日・時刻の吉凶を占うもので「六輝(りっき)」とも呼ばれていました。日本には鎌倉時代(13〜14世紀)頃に伝わり、江戸時代に庶民の生活に深く浸透しました。明治6年(1873年)に政府が太陽暦(グレゴリオ暦)を採用した際、六曜を「迷信」として暦から排除しようとしましたが、民間での需要は衰えず、現代のカレンダーにも広く掲載され続けています。科学的な根拠はないとされますが、日本の文化・習慣と深く結びついた暦注です。
大安(たいあん)
「大いに安し」を意味する、六曜の中で最も吉とされる日です。何をするにも良い日とされ、結婚式・入籍・引越し・開店・開業など人生の節目となる行事に多く選ばれます。六曜カレンダーで大安の日を確認して式の日取りを決める習慣は、現代の日本でも一般的です。
友引(ともびき)
「友を引く」の意味から、葬儀を避ける風習が広く知られています。「故人が友人を冥界に引き込む」という考えから来ており、火葬場が友引に休業する地域もあります。一方、結婚式では「幸せを友人に分け与える」として縁起が良いとする見方もあります。勝負事では「引き分け」を意味するとされます。
先勝(せんしょう)
「先んずれば勝つ」を意味し、午前中が吉・午後が凶とされる日です。急ぐことが良いとされ、午前中に重要な用事を済ませるのが吉とされています。「先勝ち」の語呂合わせから商売の出発や試験などに好まれることもあります。
先負(せんぷ)
「先んずれば負ける」を意味し、先勝と逆に午前中が凶・午後が吉とされる日です。何事も急がず静かに過ごすのが良い日とされています。訴訟や争いを起こすのを避けるべき日ともいわれます。
仏滅(ぶつめつ)
「仏も滅するほどの凶日」とされ、六曜の中で最も凶とされます。結婚式・開店・引越しなどを避ける傾向がありますが、「物が一度滅して新しくなる日」として新しいことを始めるのに縁起が良いとする逆の見方もあります。実際に仏滅の結婚式は費用が割安になる場合もあり、気にしないカップルに選ばれることもあります。
赤口(しゃっこう)
「赤口神(じゃくこうしん)」という鬼神が暴れる日とされる凶日です。午前11時〜午後1時(正午前後)のみが吉とされ、それ以外の時間帯は凶とされています。刃物・火・血に注意が必要な日ともされており、農作業などを避ける地方もあります。
六曜の計算方法
六曜は旧暦(太陰太陽暦)の月と日を足した数を6で割った余りで決まります。旧暦1月・7月は「先勝」から、2月・8月は「友引」から、3月・9月は「先負」から、4月・10月は「仏滅」から、5月・11月は「大安」から、6月・12月は「赤口」からそれぞれ1日に割り当てられ、以降1日ごとに順番に変わります。このため旧暦の月が替わると六曜がリセットされ、前月から連続しないことがあります。当サイトでは旧暦変換を使った正確な計算式で六曜を表示しています。
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